モルディブと言えば海!
海と言えばスキューバ!
…ってことで、早速この日はダイビングをすることにしました。
私達以外の3人は昨日のうちに体験ダイブを済ませて急に開けるドロップアウトから落ちそうな感触を味わったり、サメを見たり楽しんだようなので、私たちも朝からチャレンジ!
このメンバーではツクル君と私がライセンスを持っているんだけど、ツクル君もあたしも(大抵一緒に潜っているので)経験値が浅い。今まで何本潜ったかと聞かれても、最後がいつだったかと聞かれても即答できない有様なのです。
なのでツクル君もあたしも本来ならば「リフレッシュコース」から入るはずなんだけど、そのコースはやや高価だったので「体験ダイビング」で機材の設置方法とかをやり直すことにしたのです。
で、彼は昨日済ませてて、わたしは今日ってわけ。
もう久しぶりのダイブに胸がときめくやら機材のセッティングが不安やら、複雑な心境でした(笑)
インストラクターはナント安心の日本人!シノさんでした。
彼女はこの小さな島にインストラクターをしながら暮らしています。サバサバとしていてとってもフレンドリーな女性です。
この日、勘ちゃんは人生初のダイビングで、懇切丁寧に教えてもらっていたのですが、それを聞きながらあたしもフムフム。
…なるほど、マスククリアは上を向きながら鼻から息を出すのね…。フムフム。。。
そんなこんなでいざ機材セッティングの時、カードとログブックを預けたんだけれど、それを見たシノさんが予想通りビックリしちゃって恥ずかしかった~。
そうなの、あたしはCカードだけじゃなく、無駄に「アドバンスライセンス」を持っているのです。
「えっ!アドバンスなのにこんな分かんないの!?マジ!?」
…と、直球の感想を述べるシノさん。
トホホです。
まあ、でも分からないものは分かりませんからね、ここは開き直って教えてもらい、いざ、海へ!!!
今回はビーチからのスタートです。
海なので画像がないのが残念ですが、みなさんの想像通りの美しい海でした。
モルディブはさんご礁の島々です。ですからその島から少し外れると、急に深くなる場所があります。そこは坂になっていて沢山の珊瑚や魚たちがヒラヒラと竜宮場のように展開しているのです。
勘ちゃんは中間浮力が取れなくて常に浮いてしまいがちでシノさんに捕まえられながら泳いでいました(笑)
私たちもサメを見ることができました。
↑コテージの近くにも小さなサメが沢山いるんだけれど、深いところのサメはやっぱりちょっと大きいんだね。でも怖くないんだって。
ダイビングが終わると勘ちゃんは大興奮!
「綺麗やったね!またやりたいね!」、そんなことばっかり言っていました。
その後また5人でランチを食べて、午後から私はダイビング第2弾!
憧れのファンダイブです!!!
いや~、ちょっとハードだなとは思ったけれど、バディーのツクル君が明日帰ってしまうので、もうチャンスは今日しかないのです。
ファンダイブはボートで30分くらい行ったところなんだけれど、今回は頼みの綱のシノさんが同行できず、不安なジャパニーズ・イングリッシュでのスタートでした。
ボートの中は欧米人ばかり。
しかもウェットスーツ&機材は自前のようです。もうね、フィンがでっかくて先が割れちゃってんの。
ツクル「おい、フルレンタルなの俺達だけだぞ」
みき「うん…しかもバディーがツクルってのがまた不安だよ。あたしの酸素出なくなったらちゃんとくれる?できるの?」
ツクル「自分のことは自分でやっててくれよ」
みき「いや、おい!万が一のためのバディーだろ!」
スキューバってのは必ず誰かとペアでやることになっていて、その相手をバディーと呼ぶんですね。あたしの周りはあんまりライセンス保持者がいないので、いつもツクル君がバディーなんですが一度も助け合ったことはありません。いや、いいことなんだけど。
ともかく場違いな半そでスーツを着せられた日本人2人はスーパー外人たちの真似をしようと悪戦苦闘(笑)
ヒーヒーです。
しかもボートからは立った状態で飛び降りろと。
あたしは「座ってゴロン」しかやったことがないのでそれはそれでドキドキ。
ヒーーー!と言いながらやっと飛び込むと、間髪いれずに中国人インストラクターのヤンさんが「潜れ」のサイン。
落ち着かせてくれ、と思いつつももう水面にスーパー外人たちの姿はありません。仕方なく私もツクル君も潜水開始。
いやあ、潜るもぐる。
体験ダイビングとは海の色が違います(深いからね)。
スーパー外人たちには数人に1人のガイドなんだけど、経験値を考慮してくれたのか私達には2人に1人のガイド。安心です。
ツクル君は勇敢にもスーパー外人に着いて行こうと奮闘してヤンさんに「こっち見てろ!」と怒りのサインを何度も出されていました(笑)
いいポイントだったんでしょうね、ナポレオンやら(多分アオウミ)亀やら巨大なマンタやらウジャウジャいました。
何か他にもいろいろいたけど深い海はちょっと寒くて、やや気もそぞろになっちゃいました。
やっぱり今回凄かったのはマンタでしょうか。3~5匹の群れを3回くらい見ました。
ほら深いから遠くまで光が届かないじゃない?急に視界に現れるわけ。
ビックリですよ。だってでかいし、向かってくるし、ちょっと怖い。
スーパー外人たちはそういう法則でもあるのか、マンタが現れるとその辺の珊瑚にちょこんと捕まってじっとして写真を撮ったりしているんだけれど、ただ1人、われらがツクル隊長だけはガイドの制止も振り切って(見てないんだね)マンタのほうへ泳いでいっててビックリ!
スーパー外人のカメラにもバッチリ写っていることでしょう。まあ、マンタの大きさを測る基準になるからいいかもね(笑)
このときあたしは潮の流れで太ももが珊瑚か何かに当たっちゃって、刺されたのかともかく違和感がありました。
その後カメがヤンさんのスーツを齧ってきたり、とってもフレンドリーだったんだけど、そうなるとヤンさんは私達そっちのけで亀と戯れちゃっていました。
おかげでスーパー外人たちはどっかに行っちゃって、私達3人だけのダイブになりました。
もう寒いし太腿がピリピリするし、気のそぞろっぷりもMAXに近かったんだけど、そこに暗闇から巨大なマンタ達が現れました。
このダイブ最大の群れで、ヤンさんも興奮したのか「お前達はここで待ってろ」ってサインを残してマンタ達の方へ泳いで行っちゃった!
そして当然のようにサインを無視したツクルも後に続いて行っちゃった!
「おい!バディー!インストラクター!あたしゃ寒いよ!」
という声はモチロン届かず、しばし珊瑚にしがみついて待つことに。
しばらくすると2人は戻ってきて、酸素の残圧も少なくなったので浮上することになりました。
船の上では、インストラクター仲間にマンタの群れについて興奮気味に話すヤンさんを尻目に着替えを持っていないやせっぽっちの日本人達はブルッブルに震えてタオルに包まっていました(笑)
気温は30度以上だったはずだけど、海から上がって潮風に吹かれていると非常に寒かったですね~。
でもマンタは神秘的だった。
(これは多分エイですね。これでもわりとでかかったですよ。横幅1.5メートルくらいかな)
後で聞いたらマンタってプランクトンを食べるんだって。だから怖くないんだね。でもヤンさんが5メートルくらいって言っていたから普通(3メートル)のよりもでっかかったみたいだし、…やっぱり近すぎるのは怖いよね~。
もちろん、モルディブを選んだのはマンタが見たかったからだから嬉しいんだけどね。
その後あたしの太腿は夏ミカンの皮みたいに肥厚して後に酷いことになっちゃうわけですが、それはまた今度書きます。
この日はダイビング三昧だったのでとってもくたびれてすぐに寝てしまいました。
明日はみんなが帰ってしまいます。
みんな、来てくれてありがとう。とても嬉しかったし、楽しかったよ!
では明日のことはまた明日。
みんな…友達だけじゃなくて、日本中のみんなが平和に、安全に明日を迎えられますように。
おやすみなさい。
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