日記・コラム・つぶやき

2013年8月19日 (月)

あたしのガンジー

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「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである」 (ガンジー)

メチャいい言葉をいただいた。

ガンジーから…というか、まぁ直接的には心の友から教えてもらったんだけど笑。

すっごく沢山考えさせられました。
「自分」について。

あたしはサバサバしてる方じゃないしね。
自信が溢れてるタイプでもないし。


あたしを客観的にみたら他の人はどう思うんだろう。
「他の人」って?…同じような仕事の人は?同じような年の人は?あたしはどこに位置付けられているんだろ?


あたしが思う「自分」と人からみた「あたし」はきっとイコールではなくて…というかそんなの当たり前なんだから気にせず自分らしくいればいいのだろうけれど、やっぱりあたしはまだ誰かの役に立っている実感がなくて…そんなのなくても健康で自立してりゃいいんだと分かっていても「こんなあたしが口出してもなー」なんて卑下した部分が生きずらくって…まぁ誰のせいでもないんだけど。

でもそんな時、何の脈絡もなく、そっくりそのまま「俺のせいや」と被ってくれて(笑)、あたしを必要だと言って抱きしめてくれる勘ちゃんは、あたしにとっての救いであり、見た目以上にガンジーなんです。

こんな日常をみんなで分かち合って生きているんだからあたしは充分に幸せなのに、色々欲張りです。

もっと視野を広げたいなー。
小豆ちゃんと一緒なら今よりは広がるかしら。

今日よりもいい明日を、家族や友達、豚達と分かち合えますように。あたしも前進出来ますように。

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2013年3月 6日 (水)

子を思う。

みなさんこんにちは!

こちら、「お化けだぞー」をする小豆ちゃん…ではなくて、「おばあちゃんiPhoneで撮影」の画像です(笑)

お揃いのスカートを履いたから撮ってもらったんだけど…あたしに至ってはスカートも写っていません(笑)。アハハ!

いやあ、みなさん夕べ見ました?NHKの「いつか陽の当たる場所で」。

泣けた泣けた。

泣けましたよ今週も~!(;ω;)

彩さん(DVの旦那さんを殺してしまい、刑務所に入っていた過去がある)の息子が施設に入ってて、悩んだ末に会いに行くんだけど、お父さんとお母さんは事故で死んだってことになっているから自分が母親だとは名乗れないんです。

施設長の計らいでパン屋のおばちゃんとして会うことが出来たんだけど、「お母さんは優しかった」と語る息子に名乗ることが出来ない。抱きしめることができないんです。

「お母さんと自分」の絵をくれるため走ってきた息子に笑いかけ、そっと手を握ることが精いっぱい。

もう、泣けて泣けて…。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

あたしは4月から小豆ちゃんを保育園に預けるんだけれど、もう、考えただけでも心がヒュッとします。寂しいのと不安なのと可哀想なのと、なんだか分からないけど心に冷たい風が吹き込むようなそんな感じがあって、「離したくない」と強く抱きしめてしまいます。

子供の成長を見られないとかぬくもりを感じられないとか寂しい思いをさせるってことは、とにかく大きなストレスです。

まして彩さんみたいに「子供に迷惑がかかるからもう会わない」なんて、ホント、胸が張り裂けそう。こんなに、こんなに愛しているのに、って。

誰でもいいんじゃないんですよね。唯一無二なんです。…きっと、お互いに。

あたしは自分でも驚くほど小豆ちゃんのことが大事で、昔子供を産んだばかりの親猫に引っかかれたことがあったんだけど、自分でもあの時の猫みたいだなと思います。

保育園だって「預かってもらう」のに大袈裟に言うと「奪われる」ような感覚すらあるんです。

人間って言葉が理解できて理性があって良かったなと思う。豚なんて急に「はい、今日で離乳だよー」とか言われても理解できなくてすっごいストレスなんだと思うもの。

…でもあたしも野生動物か何かだったら働かずにずっと子育てしていられたのかなー。いや、野生動物は危険と背中合わせだからそれはそれで大変だなあ。←野生動物まで青芝生に見えるなんて(笑)

子供が出来て分かることって沢山ありますね。

別に普通の日常でも心配が付きまとうこととか。福島の人たちは辛いだろうなあ。頑張って欲しいなあ。

こないだの北海道の吹雪で、お父さんが娘さんを抱きかかえるようにして亡くなっていたってニュースがありましたよね。

あれも…言葉に出来ない思いです。まだ幼い娘さんがこの先成長してく時にどう折り合いをつけて生きて行くのかって思うと、いたたまれません。

子を思う親の気持ちって予想以上でした。

理路整然と語れないの。もう、でっかくて粘度の高い感情の塊なんだよね。動物的。こういう感情って根幹にあるものなんだろうなー。

たった一度の人生だから、子供の小さい時なんて一時だから、本当に大切な時間です。

不思議なことに、自分の子が生まれたら他の子までみんな可愛い。そりゃあたしには小豆ちゃんが一番だけど、他の子も「誰かに強烈に愛されている存在」だって思えて、大事にしなきゃって思うんです。

小豆ちゃんに習い事をさせてあげたいけど、飢餓で苦しんでる子供の手助けになるようなこともしたい。

やっぱり保育園に預けて働かなきゃなー。

どこの子もどの親もみんな幸せに1日を送れますように。

いい春になりますように。

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2013年3月 3日 (日)

健やかな成長を願って

みなさんこんにちは!

今日はお雛祭りですね!

こないだみんなで集まったのでもうすっかり終わった感があったのですが、本当は今日なんですよね~!

小豆ちゃんの初節句にお雛様を飾れて良かった。

写真は今日、あたしが着た七五三の着物を見つけて広げてみたところ。子供のものってホント可愛いですね。

実は昨日、ちょっとした事件がありました。

小豆ちゃんとブランコ遊び(あたしが抱いてブラブラする)をしていたらヒュッと腕の間を抜けちゃって、小豆ちゃん、畳に頭をぶつけてしまったんです。

幸い大したことはなかったんだけれど、きっと生まれて初めて痛い思いをしたんだと思います。驚いて、泣いて、泣いて…。

本当に可愛そうでした。

それにぶつけたのが頭だったのであたしはもうオロオロ。

そもそもグズグズをあやしてブランコ遊びをしたんですが、そのグズグズは眠かったからだったようでお乳を飲んだらすぐに眠ってしまいました。その眠りがスムーズだったのであたしは「え!?失神!?」と思ってまたオロオロ。

息をしているかも心配で小豆ちゃんのそばから離れられません。

あたしのせいで何かあったらどうしよう。大事な大事な赤ちゃんなのに。小豆ちゃんごめんね…と、もう涙がポロポロあふれてきます。

「…ううう…勘ちゃーん」と電話をすると現場も見ていないのに「アハハ!大丈夫や!」との心強い言葉…。責めないでくれるのがありがたい。

勘「あんまり神経質になるといかんよ」

み「だって…もう怖いよ、二人目とかいらない。小豆ちゃんだけ大事に育てる」

勘「過保護にすると甘えん坊になるよ」

み「甘えん坊でいいもん。ずっと一緒にいるから」

勘「…今日は弱気やね」

み「そりゃそうだよ。病院…行ったほうがいいかな?」

勘「みきは1人目やかい心配なんやろうけど、子供はよく怪我をするもんや。元気にしとるんやったら少し様子を見た方がいいよ」

み「そうかな…勘ちゃんは今何してるの?」

勘「うん、別に…」

み「明日お休み?まさか今魚釣りに向かってる?」(夜7時頃かしら)

勘「え?…よく分かったね!エヘヘ!」

神経質なママとおおらかなパパ(;´▽`A``

でもパパの言う通り、眠りから覚めた小豆ちゃんは元気いっぱいで大きな声を出して遊んでくれて…ホッと一安心。

子供の事故って怖い。一瞬なんだもの。

このくらいで済んで良かったけど、気をつけなくちゃと肝に銘じた事件でした。

お母さんは「自分でやって事故の怖さに気づいたんだから良かったよ、他人が落としたりしたらあんたすっごい怒るでしょう。あたしじゃなくてよかったよ」と言っていました(笑)

でもホントそうかも。自分でやっといてアレだけど、もう誰にも預けられないような気すらしました。

小豆ちゃん、ビックリしたよね。ごめんね。ごめんね。

…これから先こんな不安や心配が常に付きまとうのかと思うと、今更ながら子供を持つことについて色々考えてしまいます。いちど授かってしまったらもういなかった生活なんて考えられない。その子がかけがえなさ過ぎて、宝物で、自分の全てあるような気さえしちゃう。

昔って、きっと乳児や幼児の死亡率ってすごく高かったんだと思います。だから3歳になれるのも当たり前じゃなくて、お雛様を飾ったり5月人形を飾ったりして喜んだんですよね。

あたしは3歳なんてまだまだ先のような気もするのですが、でも過ぎてしまえばあっという間なんでしょう。

1日1日を大切に、残り少ない育児休暇も大切に、小豆ちゃんとの日々を噛みしめて生きていこうと思います。

小豆ちゃんの健康に感謝。

これからも元気に、健康に、楽しく生きていこうね。

みなさんもよいお雛祭りをお過ごしくださいね!

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2013年2月 4日 (月)

ご近所サファリ

みなさんこんにちは!

今日は立春ですが、こちらは雪です。この写真は昨日のものです。

昨日は車でお母ちゃんの実家に向かったのですが、着くか着かないかって頃にグズグズだった小豆ちゃんが寝入っちゃって、降ろしてまた泣かれるのを避けるために結局ドライブすることになりました。

それで、看板があったのでここ、岩手サファリパークに行きました。

こんな近くにサファリがあったなんてねー。知らなかった。

何でも、ラオスから象が来ているそうで、なんちゃって象使いのあたしにはたまりません!放っておけませんね!(←知らなかったくせに)

昨日は夕方だったので象さんはもう畜舎に入るところでした。

でも、雪の残る放牧場にいる象さん…ちょっと可哀想。ラオスも山間部は氷点下になるくらい寒いらしいけど、そんなところにも象は生息しているのかなー?あたしが象使いになりに行ったタイのランパーンも朝はかなり寒かったから、平気なのかしら?

象だけじゃなく、北海道やカナダやロシアの動物園の動物たちって、寒さ対策はどうしているんだろう?

まあともかく、この日は外から眺めるだけだったんだけれど、土地はそれなりに広大だったのでビックリしました。

他に猿館やフラミンゴ館みたいなのもあるみたい。こんど小豆ちゃんと行ってみよう!

そのまま道路を進んで行ったら、舘ヶ森アーク牧場っていうのがあって、農産物を販売している様子。

ちょっとだけ寄ってみたら、触れ合い牧場みたいな感じなんだけど、ナント豚や鶏の放牧もやっている様子!!!

行きたい!見てみたい!

でも夕方だったしこの季節も放牧しているかはちょっと微妙だったので、「双子の平飼い卵」を買って来ました。

超~でっかいの!どうやって食べよう!?

平飼い卵に関しては前に宮崎の農場を紹介していますが、あたしは平飼いじゃないと卵は頂きません。

だから帰省中は卵はなしかな…と思いきや、実は近所の農産物販売所にあったんです。しかも1パック330円で売っていて、こんなに安くて儲けがあるのかと心配になりました。「でも始めは低価格じゃないと広まっていかないのかもなー、困難はあるだろうに、平飼い農法をしてくれて嬉しい!」と思い、生産者の方に電話をしてしまったほどです(笑)…HPがないようなのでまた後日紹介しますね!

ともかく最近はその卵を頂いていたのですが、わりと近いここ藤沢にも農場があったとは!

アニマルウェルフェアおよび有機畜産の流れが、もうすぐ近くまで来ているみたい!嬉しい!

アニマルウェルフェアに関しては、実はこないだ自分的に一歩前進した出来事があって、それもまた後日紹介したいと思っていますが、ともかく、嬉しい。嬉しいです。

こんな身近にサファリや体験型有機農場があったなんて全然知りませんでした。

しかも近くにペンションまで!

高原になってて眺めもバッチリ!雪もきれいだけれど春にはお花畑もあるみたいで、夏は緑で最高です。

これから帰省の楽しみが増えました。小豆ちゃんも喜ぶだろうしね。

ペンション、勘ちゃんも是非連れて来たいなあ!

勘ちゃんは何度か行った阿蘇メルヘン村のえばーぐりーんっていうペンションが大好きなんです。宿舎はアレだけどお料理が凄いの。

なんだか周りの風景とか雰囲気はそんな感じだったので気に入ると思います。

勘ちゃんと家族で行きたいけれど、でも機会があれば帰省中にもう一度行ってみたいです。

さて、今日は我が家のお風呂が壊れたのでみんなで温泉です。

なので「後日紹介」ばっかりですが、遅くならないうちに行って来ます!

寒いし雪なのでみなさんも風邪や事故に気を付けて。

ではいい夜を。おやすみなさい♪

 

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2013年1月24日 (木)

半径50センチの幸せ

みなさんこんにちは!

カシミヤのニットが欲しいミキティです。

厚手の、できればアーガイルのカシミヤが欲しい…けどさすがカシミヤ、なかなか手が出ませんね。

あたしは最近アルパカに凝っていて、実はクリスマスに勘ちゃんにベビーアルパカ(生まれて初めて刈り取る、というか櫛で梳いて取る毛)のニットを買ってもらったんですが、その前にオークションで「アルパカ100%」のフランス古着を買いました。

それがね、あたしは気に入っているんだけど、ちょっと毛が抜けて小豆ちゃんの顔にくっついたりするんです。つまり授乳がしんどいの。軽くてあったかくて気に入っているんですが、やっぱり毛が抜けるのが気になって、勘ちゃんが持ってたカシミヤのチョッキみたいなのが欲しいなあ…と最近思っているわけです。

まあクリスマスに買ってもらったの着てればいいんだけどさ。欲深いね。

乳飲み子って、本当にずーっと母親と一緒にくっついていることが多いんですが、これがちょっと考えれないほどの幸せなんです。

口からはお乳の甘い香り、ウンコからだって乳酸菌みたいないい香りがして、全然嫌なにおいってしないんです。

それに顔を近づけると口を大きく開けて笑ったりして、本当に可愛い。

あたし自分の幸せって、バッグパック1つで世界遺産めぐりに行くことだと思っていたけど、そんなとこ行かなくてもこんなに身近に色濃い幸せがあったなんて…!

勘ちゃんのことも大好きだけど、全然ちがう次元で小豆ちゃんが大事です。

可愛いし、とっても面白い(笑)

この子の為なら、いろんなことも諦められる気がします。←意味深。アハハ!

でもこの子の為に起きる争いも。。。

昨日は小豆ちゃんに我が家にあるなけなしのいいお皿を割られてしまいました。あたしの不注意ですが、小豆ちゃんはテーブルの上にどんどん手を伸ばすようになってきたんです。

そんなだから何を触るか心配で、帰省してからはとにかくお父さんに部屋を片付けてもらいたくて…っていうかあたしはもうそればっかり言っています。

昨日はとうとう大ゲンカ。あたしが怒ってるとお父さんは無視するもんだから、「分かった。じゃあもう帰るね」とまで言いました。

結局折れてくれて片付ける約束をしてくれたけど。(孫パワー)

でもしょんぼりするお父さんを見ていたらなんだか自己嫌悪になってきて、勘ちゃんに電話をして「言い過ぎたなあ…」と反省しました。

すると勘ちゃん、慰めようと思ったのか、「そうやね、でも誰でもテレサ・テンにはなれんから」だって!

いやいやいやいや!Σ(゚д゚;)

これがあたしの夫だなんて!?

マザーテレサでしょ!?しかもこの場合彼女は別に関係なくない!?

ビックリです。

すると勘ちゃん、照れ隠し(?)に、「こないだも喫煙室のこと禁煙室って言っちゃって…!」と、さも笑いをこらえられないような言い方で大笑い。

…( ゚д゚)いや、別にそれはそこまで面白くないけど…。

まあ、明るい夫で助かります。

いつも笑っててくれて、つられてあたしも色々深刻にならずに済むからね。

あたしのすぐ深刻になる性格はお父さんから来ているんだろうなーと、ここ数日で実感しています。あたしって論文の和訳が苦手でいちいちノートに書いたりするんですが(伊村さんはサササーッと何本か読み流す)、そういう「丁寧だけど無駄に遅い」ところもなんとなく似てる。

ホント家族ってやっかいです。…でもやっぱり家族だし。

しかもこんな風に長く帰省できることってこれからはそんなにないだろうし、せっかく一つ屋根の下にいるんだから、仲良くしなきゃなあ。

親が元気でいることはどうあっても幸せなことだし、小豆ちゃんがあたしにくっついてくれてることもそうずっとではないだろうし、期間限定の幸せなんだから大事にしないとなあ。

2か月間も帰省するのを快く送り出してくれた勘ちゃんにも感謝(釣り三昧で羽を伸ばしているようですが)。

どこに行っても小豆ちゃんがいると場が和みます。

小豆ちゃん、天使だなあ!

こんなに好かれてあたしは幸せだなあ!

今日もくすぐったがる小豆ちゃんを抱きしめて、小豆ちゃんのにおいをたっぷり吸いこんで、幸せな1日でした。

明日も小豆ちゃんが元気でそばにいてくれますように。

では今日はこの辺で。

みなさんも良い夜を。おやすみなさい♪

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2013年1月 5日 (土)

ママちゃん奮闘記

みなさんこんばんは!

ないものねだりのミキティです。

ウフフ。

小豆ちゃんが熱を出してから5日目となりました。もう熱はないみたいだけどまだ発疹は出てきません。

発疹の出ない「突発性発疹」もあるようなので、それなのかしら?それともこれから出てくるのかな???まだ熱が続くのかしら?

昨日も病院に行ったんだけど、やっぱり「突発性発疹の可能性があります」とのことでした。

でも熱がこもらないように体温調節をしてあげて、ってことだったので、いつもの「足つきカバーオール」は封印して、冷えピタを貼って手足を出したスタイルで過ごしました。

昨日、その足でスーパーに行ったら、馴染みのレジの方(1歳5ヶ月の赤ちゃんがいる)が「あら?お熱?」と声を掛けてくれました。

「突発疹かもって言われたんです」

「うちもなったわよ、10ヶ月くらいの頃かなあ」

「小豆ちゃんはまだ5ヶ月過ぎなのに、あたしの免疫が少なかったんだなあ」

「そんなことないよ、こうして自分で免疫を作ってお姉さんになって行くんだから」

そう言ってもらえて…凄く嬉しかったです。

でもその直後、隣のレジのおばさんが「あらら!寒い寒い!靴下も履かせないで可哀相!」と小豆ちゃんに寄って来ました。

今、熱があるから…と思ったけれど黙っていたら、レジの方が「靴下はかせるとすぐ熱が上がるでしょう。気にしない、気にしない」と言ってくれて、また力付けられました。

何にせよ今は手足も冷たくなったしご機嫌もマックスに近くなってきたのでひと安心です。

ただ最近、小豆ちゃんは夜泣きをするようになりました。

今までは朝までグッスリだったり、起きてもお乳ですぐに眠ったり、ご機嫌に目覚めちゃって奇声を上げてたりだったのに、今回は抱っこしても歩いても電気をつけても何をしてもダメで、とにかく泣きじゃくるんです。

なんとなく、はっきり覚醒はしていない状態で泣いているような感じ。

暑いのかと思い布団をはいであげたり、色々してはみるものの、何せ大音量で泣くもんだからこっちは「抱きながらウトウト」もできません。

ちょうど熱が出る2日前くらいからなのでやっぱり体調が良くないのかもね。

夕べは夜中の2時から4時までずっと泣き通しで、勘ちゃんは次の日仕事だからあたしが抱かないと…って思って抱いたりなだめたりしていたんだけど、全然ダメでした。

ただでさえお乳出しっぱなしで寒いのにお布団から出てあやすのは寒くてしょうがないし、魔法のように泣き止ませることができたお乳のパワーがなくなったのもショックだし、やっと寝たかと思ってお布団におろすとまた泣き出して…の繰り返し。

眠いし寒いしうるさいし、その泣き方があたしを受け入れてくれてない感じで、もうイライラするし、悲しくなって、

「もう!こんな子知らない!寝なさい!」

…言ってしまってから凄い後悔。

その声に勘ちゃんが起きて「大丈夫?俺が抱くよ」と変わってくれたんだけど、明日仕事なのに…と思うと母親なのにあやしきれない自分がホント情けなくて…。

結局泣きつかれたのか、ようやくお乳を受け入れてくれて寝てくれたんだけど、あたしも勘ちゃんもグッタリ。

それで今日。

ご機嫌はまあまあだったんだけど、1日中家の中にいるのに飽きた様子でぐすりだした小豆ちゃんを連れて、夕方、ほんのちょっとだけお散歩に行きました。

お散歩から帰ってくると珍しく勘ちゃんも早く帰って来て、「眠いね、夕べは酷かったね」って話になったんだけど、その流れで「みきはうるさい!って言ってたね」と言われて、あたしは「…うん、言われなくても分かってるよ、言わないで。あんまり責めないで」とすっかりブルーに。

勘ちゃん、ビックリして「そういうつもりじゃないよ、ごめんごめん」って言ってくれたけど。。。

あーぁ、自己嫌悪。

免疫が長く持たなかったのも自己嫌悪だし、あたしは休みなのに夜勘ちゃんを寝かせてあげられなかったのも自己嫌悪だし、暴言を吐いたのも自己嫌悪。自分が嫌だなあと思う。

それに小豆ちゃんのことって、何だかほんのちょっとしたことでも責められてるように感じちゃうんです。あたしのせいで、って。

ほんのちょっとしたことでも傷ついちゃう。(元からそういう性格だけど)

だから勘ちゃんには、庇って欲しいじゃないけれど、「そりゃイライラするよね」って言って欲しい。

しばらく落ち込んでお風呂の中で「でもあたしは全部小豆ちゃん優先で頑張ってる」と思い直し、「ねえ勘ちゃんが忘年会とか新年会とか行ってる間赤ちゃんみてるの誰?」とか仕返しの言葉を考えたりもしましたが(笑)、でもお風呂から上がったら「こうしてゆっくりお風呂に入れるのも勘ちゃんのおかげか」と再び思い直して仕返しはやめました。

あたしもこうして忍耐を学んでおかあちゃんになって行くんだろうなあ。

小豆ちゃん、今夜は泣かないで欲しいなあ。

…さ、では今日はこの辺で!

みなさんもよい夜を♪

あ、今日の写真は「小鳥の実」。寒雀でしょうか、幸せな気持ちになる風景ですよね。

ではおやすみなさい。

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2012年11月26日 (月)

あたしの中の最良のもの。

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人は不合理、非論理、利己的です。

気にすることなく、人を愛しなさい。

あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。

気にすることなく、善を行いなさい。

目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。

気にすることなく、やり遂げなさい。

善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう

気にすることなくし善を行い続けなさい。

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう

気にすることなく正直で誠実であり続けないさい。

助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。

気にすることなく助け続けなさい。

あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。

けり返されるかもしれません。

気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。

最後に振り返ると、あなたにもわかるはず。

結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです。

あなたと他の人の間であったことは一度もなかったのです。

何度となく助けてもらっている彼女に、今回も助けを求めました。

この詩を載せるのは2度目ですね。

あたしの中の最良のもの。

あたしが32年間生きてきて最良だと信じられる自分の中の信念。

小さなことで傷つくのはまだ早い。マザーテレサの人生はきっと大きな挫折と葛藤との繰り返しだっただろう。

獣医師として生きるなら、どんな仕事に就いても、一生懸命信念を持って命と向き合えば辛いことは多いはず。

でも彼女も言っているように、

100人に食べさせるのが無理なら、1人でもいいんです。

1頭だけでもいいのかもしれない。1週間でも1日でもいい。

それが死ぬことになってしまっても苦しまないようにできれば、たったそれだけでも、あたしがいる意味はあるのかもしれない。

甘いと言われても、評価されなくても、あたしはそれが正しいと思う。

また泣いた、って言われて悔しくて恥ずかしくても、どうしてもそれがあたしのできる最良と思う。

他の誰かに認められたから幸せなのではなくて、目の前の命に対して誠実でいられることが、あたしにとっての幸せなんだと思う。

苦しいのは当たり前なんだね。沢山の動物を殺して獣医になったんだから、負わなくちゃ。

あたしに出来ることは小さい。

小さすぎて、恥ずかしくて、消えてしまいたくなる。

でもしょうがない。あたしはあたしなんだから。小さくても出来ることをしなくちゃ。

あたしの信念。あたしの価値観。あたしの中の最良のもの。声に出して説明して分かってもらおうとしなくても、あたしだけがきちんと知っていればいいんだ。あたしだけのものなんだから、自信を持っていいんだ。

システマティックな養豚事業の中で、あたしみたいにアナログな人がいたっていいね。

あたしは豚が好き。その豚の生を尊重して一緒に共存したい。

時々こうして折れるけど(笑)、豚より辛くないしマザーテレサより頑張ってないから、まだ頑張れると思う。

「今日もいい1日だった」と思えるような1日を送れるように頑張ろう。

今日は冷たい風が吹いています。

みなさんも風邪に気をつけて。





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2012年11月21日 (水)

愛と青春について。

「私は相手の男の人にこう言ってほしいのよ。『わかったよ、ミドリ。僕がわるかった。君が苺のショートケーキを食べたくなることくらい推察するべきだった。僕はロバのウンコみたいに馬鹿で無神経だった。おわびにもう一度何かべつのものを買いに行ってきてあげよう。何がいい?チョコレート・ムース、それともチーズケーキ?」

「するとどうなる?」と僕。

「そうしてもらったぶんきちんと相手を愛するの」

「私にとってはそれが愛なのよ。誰も理解してくれないけれど」

「でも私、真剣にそういう考え方しかできないのよ。ただ正直に言ってるだけなの。でも私が正直に話すと、みんな冗談か演技だと思うの。それでときどき何もかも面倒くさくなっちゃうけどね」
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
あたしは自分が「今無茶なわがままを言ってるな」と自覚するたびにこのシーンを思い出します。

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2012年10月28日 (日)

世界遺産☆平泉




みなさんこんばんは!

今日は中尊寺に行った時のことを書こうと思います。

この写真、あたしと一緒にいるのが大学の同級生のさっこちゃん、右端に写っちゃってるのが下の弟、今日助です。

弟は仙台にいるんですが、あたしが帰省してた間は遊ぶのに忙しくて全然帰って来れなくて、この日初めて小豆ちゃんに会いました。

朝、「バスの中で寝過ごしたから終点まで迎えに来て欲しい」と電話があって、怒りでいっぱいのあたしと「アハハ、疲れちょったんやろ」と時間は気にしない勘ちゃんの2人で迎えに行きました。

ツクル君はまだ寝ていたのであたし達はそのまま出かけたのですが、その後起きてきてピーちゃんと朝ごはんを食べていたようです(笑)

バスの終点に着くと、サングラスを掛けてスケボーを持った弟が片手を挙げて待っていました。

「………カンチャン、アレガアタシノオトウトアルカ???( ゚д゚)」

彼は「夕べはロクに寝てないけど会いに来たぜ!」って感じで手を上げていたんだと思うんだけど、あたしは「社会人ならバスくらいちゃんと降りてよ!」って気持ちで、つい「久しぶりー!」とか「元気だった?」とかよりも、「何やってんのよ!」と言ってしまって…。

あーぁ、せっかく来てくれたのに、悪かったなあ。

あたしのせいで車内の雰囲気が壊れてみんな無言になってしまったので、さすがにヤバイと思い、「小豆ちゃんを初めて見た感想は!?」と聞いてみたのですが、

「おとなしい感じですね」

と、敬語で返ってきてビックリ。

…急にどんだけ他人になっちゃうんだよ…(@Д@;

まあこんなときは勘ちゃんが空気を穏やかにしてくれるのでおかげ様で和気藹々になって実家に戻り、ツクル君を乗せようと思ったら、彼は彼で「今歯磨いてるから待ってくれよ」だって。

ホント…どいつもこいつも…(`Д´)

あたしは平泉に行ったことがあるにはあるんだけれど、どんくらい遠かったかとか全然覚えていなかったので間に合うかどうかちょっとイライラしちゃってました。

でも高速に乗ったらナント30分くらい。

あっという間に着きました。

今日助、ツクル君、カリカリしてごめんねー。

無事中尊寺に着き、待ち合わせしてたさっこちゃんとも会えました。

さっこちゃん、久しぶりに会ったけど、またキレイになってて、あたしは勘ちゃんに「ね!あたしの友達はみんな美人でしょ!」と自慢できました。フッフッフ!

彼女もうちのお母さんと同じく、新幹線が不通の為にモルディブに行けなかったのですが、こうしてまた会えてすごく嬉しかったです。そういえば今日助も行けなかったんだった。今回トッコはいなかったけど、でもみんなに今日助を紹介できて良かった。

そうそう、5人で話してた時、何か「犬を買う」ような話になって、さっこちゃんがあたしに「あたし達には縁がない話…だよね」って言ってくれたんだけど、嬉しかったなあ。

彼女も飼い主のいない犬を引き取ったり…っていうかそういう不幸な犬猫を減らすべく獣医師として矢面に立ってたりするので、あたしより全然頑張っているんです。

確かに生まれたての小犬って可愛くて、飼ってみたいと思うんだけど、でもそういう子には飼い主が見つかりやすい。だから自分達が引き取るのは大人の雑種犬になるんです。まあ可愛いから全然それでもいいんだけれど。

責任ある飼い主に巡り合えないペットは不幸です。みんな、最後まで責任持って飼って、迷子札もつけて、いなくなったらとことん探して…欲しい。

そんなあたしの熱くしつこい思いを聞いてくれるので彼女は大切な友達です。

さて、中尊寺って思いの外広いんですね。

人は多かったけれど、秋晴れで気持ちよかったー。

これは金色堂の前で撮った写真。奥に金色堂があります。ミイラは見えません。

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さっこちゃん、ツクル君、今日助はみんな初対面なんだけど特にそう感じさせられることもなく、とても気楽なメンバーでした。

うちのお母さんやさっこちゃんには「ツクル君、みきから聞いてたほど変な人じゃなかった」って言われたんだけど(笑)、それはまだ外面モードだからなのかもよ!アハハ!

↓お参りをして、「次はどこに行こう…ご飯はどうしよう…」と言いながら歩く一行。

この後、お昼には「せっかくだからわんこそばを食べよう!」ということになったんだけど、お店に入ってみたら1700円だったので「高いな」と誰も頼まず、普通にお蕎麦を食べました(笑)

隣の席の太っちょのおじさんが食べていたけれど、あたし達が想像していたように”後ろからどんどん入れられて『わー!もうダメ!』って言う”ようなシチュエーションは皆無で、予め小分けされたお蕎麦が沢山お盆に乗せられて来て、おじさんは自分でいろんな具を乗せて食べていて…ちょっと寂しそうでした。←ツクル君はこういう”予想と違って可哀相になってるおじさん”とかを見るとコッソリ喜んでるんです。そこが気が合うところなんだけどね(笑)

彼は小豆ちゃんに「今は?オムツ履いてんの?」とか聞くからホント赤ちゃんに関心なく生きてきたんだなーと思います。まあそのわりには赤ちゃん好きそうだったけど。意外でした。

誤解のないように言っておくと、後ろから入れてくれるわんこそばもちゃんとあるそうですよ!そういうお蕎麦は薬味というか、おかずも豪華でお値段ももぅちょっといいらしい。でも一度は食べてみたいですよね~っ!

それからあたしたちは車に乗り合わせて達谷窟毘沙門堂に行きました。

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岩に食い込んでるみたいに見える。荘厳!

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↑アンコールワットみたい。大仏の顔が彫られています。

この後、平泉の近くの厳美渓へ。

ここはとても美しい渓谷なんだけど、紅葉にはもうちょっとでした。

↓名物はお団子で、谷の向こうからこの樽に乗って運ばれて来ます。

多くの老人達が崖の上でお団子を買ったり食べたりしているのでちょっとハラハラしました(笑)。このお団子、あたしも欲しかったけど混んでいたので諦めました。

↓みんなが写真に撮っているのは…
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↓美しい渓谷!!!

今回の岩手観光は歩いてばっかりだったけど、ゆっくりしたコースだったので赤ちゃん連れでも全然疲れませんでした。

若き日のようによく笑った1日でした。

そうそう、さっこちゃんからもらったブドウ、超美味しかったー!ありがとうねーっ!

岩手は広いのであたしの家のほうが平泉に近かったみたい。来てくれてありがとう。

ツクル君はこの後仙台に行って(多分徘徊)、今日助は一緒に実家に泊まりました。

「まだ他人の子のようだ」と言っていた今日助も小豆ちゃんを抱くとちょっとは印象が変わったんじゃないかなあ。

次の日の朝、あたしと勘ちゃんは新幹線で帰って来たんだけれど、今日助も見送りに来てくれて嬉しかったなあ。ありがとうね。

世界遺産も見れたし、大好きな人達にも会えたし、素敵な1日でした。

ああ、また帰ったら行きたいなあ。

勘ちゃん、運転どうもありがとう。また一緒に帰ろうね~。

では今日はこの辺で。

明日からまた一週間、頑張っていきましょうね~っ!

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2012年10月27日 (土)

ツクル君が来た夜。

みなさんこんばんは!

何だか1週間くらい前のことになっちゃいますが、勘ちゃんが来た日のことを書こうと思います。

写真、お父ちゃんとお母ちゃんは見ての通りです。

浴衣を着てますます奴凧みたいになってるのが勘ちゃん。手前に座っているのが友達のツクル君です。

この日は勘ちゃんが昼過ぎに来て、夕方にツクル君が来ました。

何でツクル君がいるのかって言うと、次の日一緒に平泉に行くことになってたので東京から泊まりに来たのです。

台風が近づいていたので無事勘ちゃんが来てくれてあたしはひと安心。安心して子供を預けられる人がいるって、気の持ちようが違います。

それに明日のレンタカーの運転も、ペーパーのツクル氏には任せられませんもんね(笑)

ツクル君がウチに来るのは初めてなので、あたしのお父さんやお母さんはきっと「何しに来たんだ?」とか「何でウチに泊まるんだ?」とか思ってたと思うんだけど(笑)、その一方で彼の素性には興味津々(笑)!

モルディブにも一緒に行ったから勘ちゃんとは面識があったんだけど、ツクル君も人の実家はさぞ気まずいだろう…と思いきや、いつものひょうひょうとした態度でそつなく過ごしていました。

まさかの手土産まで持って来てくれて、あたしは「彼にそんなことが出来るなんて!」と驚きました(笑)。

彼はあたしの友達の友達で、大学時代からの付き合いです。

とても賢いので話していて面白くって、何回も泊まりに来たり泊まりに行ったり、旅行も何度も一緒に行ったりする仲なのに、お父さんに「彼、何やってる人?」と聞かれて「ハテ???」ビックリ。

親友だと思っていたのに…答えられませんでした。

IT?だっけ?

ツクル氏に聞くと、「お前に説明すると何にも知らな過ぎて会社のおじいちゃんに説明してるみたいだ。面倒くさい」と一喝されてしまいます。まあ本当に聞いてもよく分からないんですよね…。

大学も、彼は慶応でしかも院まで出てるのに、あたしは「ヒトデの研究をしてた」ってことしか分かりません。

ツクル氏には「よくそんなこと覚えてるな!」と言われますが、むしろそれ以外は何も知らないのです。

そうそう、あたしが銀座でホステスを出来たのも彼がケーキ屋のバイトをしていたときにそこの店に配達したことがあって、それで決めたんです。そして2ヶ月だか3ヶ月だか、長いこと彼の家に住みながら働いていました。

ホステスの時給は確か3500円~くらいと高かったので、それを彼に言ったら「俺もやる」と言って同じ店のホールのバイトをすることに。でもボーイさんは確か1200円くらいですぐ辞めたんだけど。

ある時、お店のお客さんが「10万円で一晩どうだ?」と言ってきたことがありました。

あたしはやんわり断ったんだけど、そのお客さんは怒っちゃって、「おい!ボーイ!お前、鏡持って来てこいつに見せてやれ!どんな顔して断ってんだよ!」とキレてしまいました。

チラッと彼のほうを見ると、柱の影で肩を震わせて笑っています。

更にこっちのテーブルに来て膝をつき、「こちらでよろしいでしょうか」って鏡を差し出すじゃないですか!!!

ホントに持って来るなよ!…と思いながらも笑いが堪えられませんでした。

…ま、若かりし頃の話ですね。

ともかく、勘ちゃんはお酒が入ってご機嫌になってるしツクル君も何の仕事をしてるかとか喋ってるし、お母ちゃんは「もうお腹いっぱい」と言う2人に次々お料理を出して、台所は賑やかでした。

一方、ピーちゃんは疲れたのか話に混ざらず茶の間で新聞を読んでいます。

カワユス( ^ω^ )

あたしは毎日おばあちゃんの肩を揉んだり背骨を伸ばしたりしていたので、もうしてあげられなくなるなあ…と寂しい気持ちでまた肩を揉みながらお話を聞きました。

最近のピーちゃんは昔のことをよく話します。

女学校のこと。雪の中の通学は寒くて寂しかった、とか。

タイプライターの学校に行ったこと。戦争中だからタイプができると仕事が沢山あった、とか。

お嫁に来て大変だったこと、苦労して子供を育てて…そんなこと。

小豆ちゃんをずっと抱いていると重たくて腕や肩がしびれたりしますが、ピーちゃんは何人もこうして小さい背中に背負って育ててくれたんだなあ。

切り詰めた生活で義理堅く生きてきたんだなあ。

丸くなった背中を伸ばすととても気持ち良さそうにします。

ピーちゃん、毎日してあげられなくってごめんね。話も毎日聞いてあげられなくてごめん。

もうすぐ誕生日だね。

長生きしてくれてありがとう。

電話をして話を聞こうっと。それでまた近いうちに小豆ちゃん見せに帰ろうっと。

あたしの好きな人がウチに揃って、とても満たされた夜でした。

さて、明日は平泉のことを書きます。ヒッヒッヒ!

ではみなさんもよい夜を。おやすみなさい。

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